海外旅行の会話では、難しい表現は必要ありません。中学英語とジェスチャーだけで意思疎通することができます。今回は"May I ~?"で表現できることを紹介します。発音も”メイ アイ?”というカタカナに近い感じで言いやすいです。
しばらくはコロナで海外旅行に行けないですが、今のうちに海外旅行会話を練習しておくのもよいのではないでしょうか。まずは簡単に言えるフレーズを覚えていくのがよいと思います。
私が今まで行った海外旅行の体験から、どういう場面で"May I ~?"が使えるのかご紹介します。
私は独身時代~子供が生まれる前は海外旅行が大好きでした。バックパッカー的な旅も大好きで、アジアなどをよく巡っていました。北米や欧州、オーストラリアなどで普通の観光をするのもリゾートに行くのも好きで、現地の1日ツアー(英語)などにも参加していました。
昔を懐かしみつつ、この記事を書いています。早く子供とも一緒に海外旅行にいきたい!
May I~?について 中学英語復習
May I ~? は、主に会話文で「~してもよいですか?」という意味で使われます。
一応文法的な説明をしておくと"may"は助動詞で、以下の3つの意味になります。
①許可 ~してもよい
この場合は、"can"と同じ意味で使われます。
"You may go now."で、「(もう)行ってよいですよ。」という意味になります。
英検の二次の面接の最後に面接官が言う言葉ですね。
※基本的に、"You may~"は上の立場の人から言うようなニュアンスです。
普通の会話だとcanが使われることが多いです。
"You can use this pen" 「このペン使っていいよ」
②推量 ~かもしれない
"I may go there." で「(そこに)行くかもしれない」という意味になります。
③祈願 ~しますように
"May your dreams come true."で、「あなたの夢がかないますように」という意味になります。
旅行で使う"May I~?"のmayは①許可の意味になります。
Can I ~?と同じ意味ですが、Can I~?は友達同士で使うようなカジュアルな表現(いわばタメ語)です。
※実際の海外旅行では店員さんなどにCan I~?と聞いても失礼ではないことも多いです。カジュアルな店では店員さんも普通にこちらにタメ語的表現で話しかけてきます。
この記事のMay をCanに置き換えて使っても大丈夫です。
"Could I ~?"は割と丁寧な表現であり、ネイティブスピーカーなどはお店などではこちらを使う人が多いイメージです。
日常英会話ができるようであれば、旅行先のお店やホテルなどでは"Could I ~?"を使うのがよいと思います。
"May I~?"が一番丁寧です。通常、目上の人に対しての表現です。おそらく、どのような場面でも失礼になることはありません。
発音もしやすいので(カタカナそのまま読みの"メイアイ?"で通じます)、英語を話すのに抵抗のある方におすすめです。
どういう場面で使える?
実際にどのような場面で使えるか、例をもとに説明していきますね。
フレーズも紹介しますが、完全なフレーズではなくても基本的にジェスチャー+"May I~?"で通じると思います。
私の経験上、英語圏以外の国では観光地の店員さんなども英語がそこまでペラペラでないこともあり、なるべく簡単にジェスチャーを交えていう方が通じます。
堂々と、簡単な英語とジェスチャーを使ってコミュニケーションを取りましょう。
飛行機や乗り物のシートを倒したいとき May I recline my seat?
日本から海外に行くときには、必ず飛行機に乗りますよね。外国の人も多く乗っています。特に、乗り継ぎをする場合は同じ便に日本人がほとんどいないこともあるでしょう。
失礼のないように、自分の座席の後ろに座っている人に「座席を倒しても大丈夫ですか?」と聞きたいけど、後ろの座席は外国の人だ・・・。英語で何ていうんだろう・・・?
そんなときは、このフレーズです。
May I recline my seat?
(座席を倒してもよろしいですか?)
reclineは"(座席を後ろに)倒す"という意味です。
リクライニングシートの”リクライン”です。
フレーズが思い浮かばなくても、
リクライニングボタンに手をかけながら"May I ~?"と聞けば、「座席を倒したいんですが、いいですか?」ということは伝わります。しかも丁寧です。
Sure! 「いいですよ!」
Of Course! 「もちろん!」
という答えが返ってきます。
ちなみに、私の経験では断られることはまずありませんでした。
もちろん、電車やバスでもよく使います。
欧州などは鉄道で長距離を移動することが多いので、うまくこのフレーズを使えば自分も後ろの人も快適に過ごすことができますね。
写真を撮りたいけど、ここで写真撮影をしてもよいか確かめたい。May I take pictures here?
海外では場所によっては撮影禁止のものもあるので、トラブルを避けるために写真撮影の時には気をつけたいですね。
軍事施設や空港内部はもちろん、撮影禁止の教会・寺院や博物館・美術館もありますし、国によってはショッピングモールの内部などが撮影禁止になっている場合もあります。
日本なら「撮影禁止!」とわかりやすい表示が出ているのですが、海外では表示がわかりにくかったり、そもそもその場に表示がなかったりすることがあります。
撮影禁止だと知らずに撮影してしまうと、カメラを没収されたり追い出されたり、罰金を言い渡されたり、最悪の場合は拘束をされてしまうので充分に注意してください。
特に表示がない場合、その場に受付や警備の人がいたら撮影可能かどうか聞くのが確実だと思います。
そのときのフレーズがこちらです。
May I take pictures here?
(ここで写真を撮ってもよろしいですか?)
これも、カメラやスマホを手に写真を撮るジェスチャーをしながら"May I~?"と言えば通じます。
よい場合は、"Sure!" "Go ahead."などと返ってきます。
ダメな場合は"No, you can't(may not) " "I'm sorry, but you can't."などと返ってきますので、写真撮影はあきらめましょう。
※スマホ、特にiPhoneはスリに遭いやすいので撮影時には充分に注意してください。飲食店などでテーブルに置いておくのも危険です。地下鉄などで奪われた話も聞くので、必要のないときは手に持たずにカバンの中にしまっておきましょう。
試着をしたい May I try this on?
海外の店で洋服や靴やアクセサリーを買うときも、試着をしてから買いたいですよね。
そんなときはこのフレーズ
May I try this on? (試着してもよろしいですか?)
完全なセンテンスではなくても、商品を手に取って"May I try?"だけでも通じます。
洋服の場合は試着室などに案内してくれるでしょう。
違う色やサイズを試したいときは、May I try a different color/size? などときけばOKです。
"May I" ではなく"different color/size,please."だけでも充分に通じますので、言ってみましょう。
高級品や伝統工芸品などを手にとって見てみたい May I take a look?
海外旅行に行くと免税で買い物ができるため、「ちょっといいカバンや装飾品を見てみようかな」と思う人も多いのではないでしょうか。
ちょっといいブランドのお店では、商品を手にとって見てみたいときは店員さんに声をかけて見せてもらうのが普通です(日本でもそうですね)。
伝統工芸品などにもすぐに触らずに、まずは店員さんにきいてみましょう。
そんなときは、このフレーズです。
May I take a look?
(ちょっと見てみてもよろしいですか?)
これも、完全なセンテンスではなくてもショーケース内などにある商品を指さして"May I~?"と言えば通じます。
伝統工芸品はデリケートなので、見るときは店員さんに頼みましょう。
伝統的なアラビアンランプ。2015年ドバイ
ちなみに試着したり、商品を見たあとに買わない意思を伝えるためには
"Thank you, maybe not this time."
(ありがとうございます。[買うのは]今回ではないかもしれません。)
などと言うと丁寧です。
商品を買うときには I'll take this. です。
この場合はMay(Can) I take this?というのは変らしいので、"I'll "です。
まとめ
いかがでしたか?中学英語で充分に通じますね。
コロナ後に海外旅行を楽しむために、今から旅行会話を練習するのもよいと思います。
今はYouTubeで簡単な旅行会話が学べます。
私のおすすめは、このバイリンガール Chikaさんの"海外の入国審査"に必要な表現についての動画です。
最初の関門?の入国審査では入国審査官の質問に答える必要があるため、ある程度のリスニング力も必要なので音声付の動画などで学ぶ方がよいと思います。
また海外旅行&それに合わせた英語ネタを書いていきたいです。
旅行の