英語が話せると、具体的にどんな良いことがあるの?就職や転職には有利だと思うけど、他に何かあるの? そんな疑問に、個人的な体験ではありますが”英語をある程度話せてよかったこと”を紹介する記事です。
すごく流暢とはいかなくても、ある程度英語が話せると便利な場面は多いです。"ほとんどの場面でコミュニケーションに困らない程度の会話力"を身につけると、海外旅行の自由度も上がり、海外ボランティア、スタディツアー、海外学生との交流イベントなど、様々なアクティビティーに臆することなく参加できるようになります。
個人的な経験になりますが、"ほとんどの場面でコミュニケーションに困らない程度の英会話力"を身につけて挑戦できたことで、とても楽しく、かつ人生において有益だったことについてまとめます。(この記事で書くのは長期留学時や仕事関係"以外"の経験です。)
私の英語はまだまだですが、これからも学習を続けるモチベーションにもなっています。
※尚、2021年現在に皆様に海外に行くのを勧める意図はありません。コロナ禍が終わったあとに海外に行くことを想定しています。
海外旅行の自由度上がり、より楽しい旅となる
こちらは多くの人が思っていると思うのですが、本当にその通りです。
英会話力があると、現地の人との雑談で色々な事を教えてもらえるし、バックパッカー的なひとり旅も楽しめるようになります。
バックパッカー向けの安宿やユースホステルには旅人同士で交流できるような場所(コモンスペース)があることも多く、英語で気軽にコミュニケーションを取ることができます。もちろん英語圏以外の国から来た人も多いですが、
女性のひとり旅も案外多く、私も女性ひとり旅をしている時は仲良くなりやすかったです。SNSなど交換して、帰国後もメッセージのやり取りをした人も何人もいます。
楽しいだけではなく、金銭面も得します。自分(達)だけでは行きづらいようなところ(電車やバスで行きづらい郊外や田舎町、大自然など)は現地でツアーに参加して行くのですが、ほとんどの場合日本語ツアーよりも英語ツアーの方が安いです。
他の国からの参加者とも英語で気軽に話し、楽しい時間を過ごせます。
今まで行った現地発の英語のツアーの例はこちらです。
(他にも色々あります。)
マレーシア クアラルンプール発
ホタル観賞ツアー(セランゴール川周辺のマングローブ)
自分で行きづらいところ(車がないと無理)なのでクアラルンプールからツアーで行くのが普通です。宿で申し込みました。
宿には日本語ツアーの案内がなかったのですが、後で調べたら英語ツアーは日本語ツアーの3分の2ぐらいの値段だと思います。
大自然とホタルを堪能でき、ガイドさんや他の参加者とも談笑を楽しみました。
オーストラリア メルボルン発
フィリップ島に世界最小のフェアリーペンギンを見に行くツアー
こちらも車がない限り自分ではいけないので、ツアーで行くことになります。小さいかわいいペンギンを堪能しました。専門の研究者がペンギンや島の生態を英語で説明してくれて、非常に興味深かったです。
・オーストラリア シドニー発 コアラを間近で見られる保護区
こちらも英語ツアーの方が割安です。(英語圏なので、観光客だけではなく現地の人も対象ですしね。)
ちなみに、シドニーの場合は州の法律でコアラの抱っこやタッチは禁止されているので間近で見るだけです(充分楽しめます♪)。
インドネシア バリ発
ウブドのライステラス(棚田)ツアー
日本でツアーを予約せず現地の観光デスクで予約しました。やはり、英語ツアーの方が割安でした。トレッキングもでき、よい思い出です。
イルカ保護区でイルカと触れ合うツアー
バリの海ではイルカの保護区(多くのイルカはいずれ自然の海に帰る予定らしいです)があり、ツアーとして訪れることができ、イルカに触れ合えます。
これも、施設の人と英語でコミュニケーションを取れたほうが楽しいですし、色々と教えてもらえます。
芸というより、遊びの一環でジャンプしてくれました。
水の中で一緒に遊べます。
ロンドン発 ストーンヘンジ~ウィンザー城~バースのツアー
どれも自分で行きにくいところですが、バスツアーに参加することで効率的に回ることができます。日本人にも人気・定番のコースですね。
この時は英語のツアーに申し込んだんですが、なぜか自動的に日本人向けのバスツアーへの参加に振り分けられていました。
英語のツアーの方が安かったので、差額分得した感じですね 笑。
後で一応ツアーデスクに確認したのですが、差額は返さなくて大丈夫とのことでした。(ツアーデスク都合なので当然ですが。)
海外ボランティア・スタディツアーに参加できる
英語でコミュニケーションを取ることができると、海外ボランティアやスタディツアーに参加することの敷居が下がります。
英会話力を問わないようなボランティアやスタディツアーもあるようですが、ある程度話せたほうが現地の人の役に立つことができたり、学びが深くなります。
ただの旅行とは違う体験になり、貴重な人生経験となります。
ちなみに、私が参加したことがあるのは主に以下の2つです。
インド コルカタの”マザーテレサの家”でのボランティア
「死を待つ人の家」で有名なマザーテレサの家。インドのコルカタにあり、世界中からボランティアを受け入れています。
日本からのボランティアツアーもあったのですが、私は直接マザーテレサの家に行ってボランティア登録をしました。(直接行けば、登録は無料です。)
恵まれないこども達の施設、介護を必要とする人の施設など複数の施設があり、ボランティアを振り分けてくれる感じです。ボランティアは一緒に公共の交通機関を使ってボランティア場所に向かいます。慣れているボランティアが案内してくれました。
(おそらくはひとりで行動してもOKですが、安全のために集団で向かった方がよいでしょうね。)
※コロナ禍の2021年現在はボランティアは不可能だと思いますし、避けた方が良いです。興味のある方は是非コロナ後に
欧州の学生や、ギャップイヤー(高校を卒業して大学などに進学するための準備期間のようなもの)中の若者がたくさんいて、一緒にボランティアをしたり話したりしたことで非常に刺激を受けました。
ある程度のコミュニケーション能力があったからこそ、できた体験だと思います。
フィリピン マニラの子供達の教育に関わるスタディツアー
こちらは日本のとあるNPO団体のスタディツアーに申し込んで行きました。
※フィリピンのマニラは本当に治安が悪いので、個人旅行は避けた方が良いです。
現地法人のフィリピン人スタッフとも、子供達とのコミュニケーションもすべて英語なので、ある程度の会話能力があった方が当然お役に立てます。
そのNPOでは子供達の教育に関わっており、子供達が安全に学べる場所を用意し、社会的な危険を避け、高等教育を受けるチャンスも提供していました。
社会をよりよくするためには"教育"に力を入れていくことが重要だとはよく聞くのですが、具体的にどのような事をしているのか、どのような問題があるのかを実際に見れたことで学びが深まりました。
大学等で海外学生との交流イベント等に参加できる
英語圏での短期語学研修以外にも、海外の学生と交流できるイベントが大学等にはたくさんあると思います。
例えば私は日本含むアジアの学生達が参加するような国際学生フォーラムに参加したことがあります。他国の学生の学びへのモチベーションの高さや論理的なスピーチのうまさに圧倒され、非常に刺激になりました。お互いの国の文化を学ぶことができ、非常に有益な体験でした。
同じ年代の大学生なので、活動や食事やアクティビティを共にするうちに仲よくなり、他の国の若者文化(ファッション、人気の映画やドラマ、遊びスポット、恋愛事情など)にも触れることができて面白かったです。このあたりは実際に交流しないとわかりにくいことですし、純粋に楽しい良い思い出ができました。
そこで出会った海外の学生が日本に遊びに来たときはその時のメンバーと集まって"プチ同窓会"をしたり、私が旅行で相手の国に行ったときに食事会を開いてくれたり、とても良好な関係が築けたと思います。
私はその時4年生で就活が終わったあとの参加でしたが、3年生以下でこのような活動に参加すると、就職活動の面接でも話のネタになると思います。
まとめ
今回の記事はあくまで個人的な意見ですが、上に書いたように"ある程度の英会話力"を身に着けることで世界が広がり、楽しい体験がたくさんできました。若い人には海外ボランティアや、外国の若者と交流できるような活動を本当におすすめします!
普通の海外旅行も、気軽にもっと楽しめるようになります。
2021年現在は実際に海外に行くのは難しいですが、今のうちに英会話力を磨いて準備しておくのもよいかもしれませんね。
今はアプリやオンライン英会話など、スマホで手軽に学習でき、しかも安価なので、試してみるのもよいと思います。